映画 運び屋 感想

運び屋

近くの映画館で観ましたが映画の公開が遅くレンタルも開始してるようなので結末含めてネタバレありの感想にしてみました。

・映画紹介
80代で麻薬カルテルの運び屋となった第二次世界大戦の退役軍人であるレオ・シャープの実話、「The Sinaloa Cartel's 90-Year-Old Drug Mule」に着想を得た書かれた犯罪映画。

実話が元になっていますが映画で登場する人物などは創作のようです。

・あらすじ
主人公アールは長年花(主にデイリリー)を育てコンテストで賞を貰うなど仕事熱心だったが娘の結婚式に出ないなど家庭を蔑ろにしていた。
花の栽培で名声を得ていたアールだったが客と直接取引することを望む彼の農園はインターネットによる花の販売が主流になるにつれ業績が悪化。自身の経営する農場を閉鎖する事になってしまう。
アールは自身の孫娘の誕生日祝いに孫の元に向かうが娘に以前からの確執もあり、さらに生活費用を集りに来たのではないかと追い返される。そんな様子を見ていた孫娘の友達にドライバーを探していると持ちかけらるがそれは麻薬の運び屋の仕事であった。

・アール・ストーン
実在の人物はどうだったか知らないですがこの人は凄いですね。人生残り少ない事を自覚しているせいか、それとも元々の性格かわからないですが自身が麻薬の運び屋をやっている事にほとんど躊躇なしです。
旅先(というか運び屋やっている間に)で困っている人がいたら助ける。善人だろうが悪人だろうが全く関係なし。車のタイヤがパンクして立ち往生している人がいればインターネットがなければ何もできないのかと小言を言いながらも助ける。自身に指示を出している麻薬組織の人間に組織はお前を利用してるだけだと組織から逃げる事を促す。映画では出なかったですが麻薬中毒などで苦しんでいる人がいたら止めるように促してたでしょうね。自身が運び屋やって間接的に麻薬使用を助長してる事を自覚した上で止めたと思います。
最初運び屋をやったのは生活費の為でしたがその後金になる事を知ると人助け(退役軍人が経営しているカフェの立て直し、孫娘の学費)の為に麻薬を運び続けたかと思えば新車購入したり自身に高価なアクセサリーを買うなどお金の使い方も自由奔放。麻薬の運び屋をやっていると知った際もほとんど躊躇なし(多少動揺していたようですが最初から運び屋をやってる可能性は考慮してたと思います)。終盤妻が
終末期だと知ると麻薬組織に消される可能性が高い事を知りながら妻の元に向かい、実際消されそうになっても消される事を知っていたやったと話してますからね。
退役軍人で人生経験豊富なアールは精神的に色々と強すぎます。

そんなアールでしたが一番やりたかった事は家族との和解。家庭を蔑ろにしてしまって孫以外との関係が拗れてしまった彼ですが麻薬の運び屋をやることによって大金が得られることを知ると家族の関係を修復しようと躍起になるわけです。他人に認められることが大好きで、そのために人生を捧げてきた彼ですが最後に一番重要なのは家族との関係だったと反省するわけです。そんな彼がどのように家族との関係を修復していくのかがこの映画の見どころだと思います。

まあ先に書きましたが老い先短いしやりたい事できそうなチャンスが来たから全力で全部やってやるぜ!みたいな感じのお爺ちゃんですが。全部見習いたいとは思いませんが多少見習っても良いと思うところがあります。

・感想
予告をみた時には金に困って運び屋をやる事になったアールが実際に運んでいるのが麻薬だと知りそれに対して葛藤する。みたいな話だと思ってましたが全然違いましたね。残り少ない人生家族との関係を修復しつつ楽しんでやるみたいな映画でした。裁判で罪を完全に認めつつ刑務所で花を育て、楽しんでいる様子は彼らしいシーンでこの映画のラストに相応しいものですね。

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