映画 天気の子 感想

天気の子

ネタバレありの感想です。
小説版は読んでいる途中。
なので両方の描写が中途半端に混ざっている可能性があります。

新海誠監督の作品を観るのは初めてです。

・あらすじ
森嶋帆高は島での生活に息苦しさを感じ東京へと家出をしてきた。異常気象で雨が降り続く東京での生活に行き詰まりを感じていた帆高だったが祈ることで天気を晴れにできる「100%晴れ女」の天野陽菜と出会う。陽菜も生活に行き詰っており帆高と陽菜は天気を晴れにする「晴れ女ビジネス」を開始するが…

以下ネタバレ

・天野凪 カナ アヤネ
センパイ。
彼女ら含めて人生経験が豊富すぎやしませんかね?
そりゃセンパイって呼ばれますよ。
ところで終盤の廃ビルは児童相談所から走って駆け付けたのでしょうか?
でも帆高が行く場所の検討はついてたのでそこに至るまでの運賃などを考慮して全て準備してから警察署から脱出したんでしょうね。とりあえず思い付きで走り始めた帆高とは違いますね。さすがセンパイ。
ちなみに小説版ではカナが現在の彼女でアヤネが元カノだそうです。二股でなくきっちりしてるあたり大人ですね。三人とも小学生ですが。

・夏美
就職できたのか不明だったと思いますが結局どうなったのか気になります。色々駄目だったら少し羽振りの良さそうな須賀の会社に雇ってもらえばよい気がする。
というかあれだけスペック高くて就職活動難航してたのはとっかかりが遅かっただけな気がしますがねえ。

・高井刑事
リーゼントの刑事。
とりあえずリーゼントは止めた方が良いと思います。色々威圧的すぎる。この人初動をミスって走り回っているイメージがありますがもう少し人に威圧感を与えない恰好の方がいくらか仕事がやりやすいんじゃないですかね。
相棒の安井刑事も結構なお歳なのであまり走らせないように。

・立花瀧 宮水三葉
「君の名は。」の主人公達ですが両名共に出ているようですね。
立花瀧は夫の初盆を晴れにしてほしいといった依頼をした立花富美の孫として。
宮水三葉は帆高が陽菜の指輪を買いに行った際の店員のようです。

出番短めのキャラの割に登場シーンに独特の間があったので重要なキャラかと思ったのですがそういう事だったんですね。

・須賀圭介
色々駄目な大人として描写されている事が多かったと思いますが実質彼が一番精神的に成長した気がしますね。
この映画の主人公は帆高と陽菜ですが合わせて須賀もメインの扱いだったと思います。
帆高と陽菜は突きつけられた状況に「選択」した、それに至るまでの心情の変化、というか自身の心情の整理がメインで描かれていたと思います。島に戻ってからはまだ心の整理がついてなく二年半後も迷ってましたしその間の精神的成長は薄かったといえると思います。
須賀は二年半の間、自身の娘と一緒に暮らすために自身の状況を見つめなおし現状できる事をやってきたのだと思います。帆高も心動かされるまでの経緯はダメ人間そのものでしたがそれ以降は精神的に成長し頼れる大人になっていたのだと思います。
多分。ラストは適当な事言って帆高を追い出した可能性も否定しきれない。

・天野陽菜
ヒロイン。
しかしあの天候を操る力ってのは何なんでしょうね。結局あの積乱雲に住んでる生物については詳細不明でしたし。別に力を持った人間を取り込まないと生存できないといったわけでもなく、あの生物は劇中の人物が言っていた単なる天の気分なんですかね。その天の気分に多少なりとも干渉できる力を持った人間が力を使うとその願いを叶えると代償に次第に同化していく。もしかしたらあのまま同化が進めば陽菜自身があの生物、もしくは積乱雲自体になってしまうのかもしれないですね。
つまり今回数年雨が降り続ける異常気象になってしまったのは同化寸前だったあの状況で男が助けに来た事による歴代祈祷師の嫉妬という事でよろしいでしょうか?

・森嶋帆高
序盤であっさり須賀に採用されてましたが小説版の設定では文章が書くのが好きで小説的なものを書いていたおかげだそうです。おかげで食いつなぐ事ができましたがそれ以外は全く駄目でしたね。
家出の予算は5万円。食費は一日500円(予定)。バイトの当てもなく船旅してる間に探し方を探す始末。案の定行き詰って怪しい会社に就職。その後も拾った拳銃を持ち歩いて知らなかったとは言え人に発砲。晴れの日ビジネスを始めるも無計画だった為大した資金も稼げず終了。その後発砲の件から警察に補導されるも逃げ出して…
と羅列すると本当に行き当たりばったりなんですがまあ高校生なら仕方のないところなんでしょうかね。
でもそんな高校生が世界が変わってしまったのははたまたま世界がそうなる運命だったのではない、自分たちが変えてしまった。と自覚するのは良かったと思います。
今後あの二人がどうなっていくのかはわかりませんが行き当たりばったりの人生ではなくきちんと「選択」していくことができる人生になっていくんでしょうね。

・感想
予告であった「世界の形を変えてしまった」が気になって観ましたが物理的にかわってしまっていましたね。このあたりの選択は賛否分かれそうですが単に自己犠牲で解決しましたって話よりかは良かったと思います。というかこの話の主題は「選択」だと思うのできちんと世界よりも一人の人間を選んだ「選択」は良かったと思います。一人が犠牲になれば世界が救われるならその一人に犠牲になれと思う人は多いと思いますが当事者にとってはそうではないですしねえ。自分も必要な「選択」はきちんと考えて「選択」できるようになりたいものです。

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